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【解決策】Claude Codeで「PostToolUse:Grep hook execution cancelled」エラーが出る原因と対策案を徹底解説!

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Abstract

AIコーディングアシスタント「Claude Code」は非常に強力ですが、時折「PostToolUse:Grep hook execution cancelled」というエラーに遭遇し、作業が中断してしまうことがあります。この記事では、このエラーが発生する根本的な原因を5つの視点から深掘りし、すぐに実践できる具体的な解決策を網羅的に解説します。設定ファイルで不要なフォルダを検索対象から除外する方法から、VS Codeの最適な設定まで、この記事を読めばエラーを解消し、より快適なAIコーディング環境を構築できるようになります。

はじめに:AIコーディングアシスタント「Claude Code」とは

近年、AIを活用した開発支援ツールは目覚ましい進化を遂げており、その中でも「Claude Code」は多くの開発者から注目を集めています。プロジェクト全体をコンテキストとして理解し、的確なコード生成やリファクタリングを支援してくれる強力なパートナーです。
しかし、その高機能さゆえに、特定の状況下で予期せぬエラーが発生することがあります。その代表例が、今回取り上げる「PostToolUse:Grep hook execution cancelled」というエラーです。

エラー「PostToolUse:Grep hook execution cancelled」とは何か?

このエラーメッセージは、直訳すると「ツールの使用後、Grepフックの実行がキャンセルされました」となります。少し分かりにくいですが、要するにこういうことです。

  • Grepとは?: ファイルの中から特定の文字列を探し出すための強力な検索コマンドです。
  • Claude Codeの動作: あなたが「プロジェクト内の〇〇関数を修正して」と指示すると、Claude Codeは内部でgrepを使い、関連するファイルを高速で検索します。
  • エラーの原因: このgrep処理が、何らかの理由で完了する前に強制的に中断(キャンセル)された場合に、このエラーが表示されます。

多くの場合、検索範囲が広すぎたり、処理が重すぎたりすることが原因であり、決してあなたのコードが間違っているわけではありませんのでご安心ください。

エラーが発生する主な5つの原因

では、なぜgrep処理はキャンセルされてしまうのでしょうか?考えられる主な原因を5つに絞って解説します。

考えられる原因1:検索範囲が広すぎる(タイムアウト)

最も一般的な原因です。プロジェクト内にnode_modulesやdist、buildフォルダといった、ライブラリやビルド後の生成物が含まれていると、検索対象のファイル数が数十万〜数百万に及びます。この膨大なファイルを検索しようとすると、処理に時間がかかりすぎてタイムアウトし、エラーを引き起こします。

考えられる原因2:PCのリソース不足(メモリ/CPU)

大規模なプロジェクトでの検索処理は、多くのメモリ(RAM)やCPUパワーを消費します。お使いのPCのスペックによっては、リソース不足に陥り、OSがプロセスを強制終了させてしまうことがあります。

考えられる原因3:ツールの内部的な問題やバグ

Claude Code自体や、連携しているVS Codeなどのエディタ、または関連する拡張機能の特定のバージョンに内在するバグが原因でエラーが発生する可能性もゼロではありません。

考えられる原因4:ファイルへのアクセス権限不足

Claude Codeが検索しようとしているファイルやディレクトリに対して、適切な読み取り権限がない場合、検索処理が異常終了し、エラーの原因となることがあります。

考えられる原因5:プロジェクト設定の不備

意図せず、プロジェクトの設定が広範囲のファイルを検索対象に含んでしまっているケースです。これもタイムアウトの引き金となります。

今すぐできる!エラー解消のための具体的な回避策案

それでは、この厄介なエラーを解消するための具体的な対策案を見ていきましょう。特に対策1は非常に効果が高いと思われるため、まずはこちらからお試しください。

対策1:不要なファイル・ディレクトリを検索対象から除外する

grepの検索範囲を適切に絞り込むことが、最も根本的で効果的な解決策です。プロジェクトのルートに.claude/setting.local.jsonという設定ファイルを作成(または編集)し、不要なフォルダを無視するよう設定します。

設定方法

以下のコマンドをターミナルで実行するだけで、代表的な不要フォルダを簡単に追加できます。

# node_modulesフォルダを除外
claude config add ignorePatterns "**/node_modules/**"

# distやbuildなどのビルド成果物フォルダを除外
claude config add ignorePatterns "**/dist/**"
claude config add ignorePatterns "**/build/**"

# ログファイルを除外
claude config add ignorePatterns "**/*.log"

# PHPのvendorフォルダなどを除外
claude config add ignorePatterns "**/vendor/**"

これにより、.claude/setting.local.jsonファイルが自動で生成・更新され、Claude Codeの検索処理が格段に軽くなり、エラーの発生を劇的に減らすことができます。

対策2:VS Code自体の検索設定も見直そう

Claude CodeはVS Codeの設定を参照することがあるため、VS Code側でも検索対象から除外設定を行っておくと、より確実です。

設定方法

  1. VS Codeで設定画面を開きます(ショートカット: Ctrl + , または Cmd + ,)。
  2. 検索ボックスに「search.exclude」と入力します。
  3. 「パターンを追加」ボタンを押し、**/node_modulesなどの除外したいパターンを追加していきます。

対策3:基本的なトラブルシューティング(再起動・更新)

意外と効果があるのが、基本的な再起動や更新です。

IDEの再起動: VS Codeを完全に終了し、再度立ち上げてみてください。

Claude Codeの更新: ツールが最新版でない場合は、以下のコマンドで更新しましょう。バグが修正されている可能性があります。

claude update

拡張機能の再インストール: VS CodeのClaude Code拡張機能を一度アンインストールし、再度インストールすることで問題が解決する場合があります。

対策4:Claudeへの指示をより具体的にする

「プロジェクト全体で修正して」のような曖昧な指示は、広範な検索を引き起こします。「src/components/Button.tsxファイル内のhandleClick関数を修正して」のように、対象のファイルや関数を具体的に指定することで、grepの負担を減らし、エラーを回避できます

対策5:アクセス権限(パーミッション)設定を確認・追加する

機密情報を含む.envファイルなどを誤って検索・編集しないように、あらかじめアクセスを制限しておくことも有効な対策です。.claude/setting.local.jsonにdenyルールを追加します。

▼ 設定例 (.claude/setting.local.json)

{
  "permissions": {
    "deny": [
      "Read(./.env)",
      "Read(./secrets/**)"
    ]
  }
}

まとめ:エラーを未然に防ぎ、快適なAIコーディング環境を構築しよう

「PostToolUse:Grep hook execution cancelled」エラーは、主に検索範囲が広すぎることが原因で発生します。

今回ご紹介した対策、特に不要なファイルやディレクトリを検索対象から除外する設定を行うことで、この問題のほとんどは解決できるはずです。エラーは面倒ですが、プロジェクトの設定を見直す良い機会と捉え、これを機にClaude Codeが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えましょう。

この記事が、あなたの開発効率向上の一助となれば幸いです。